山田秀之 Hideyuki Yamada
トライフォース浅草橋 ヘッドインストラクター
１９８９年４月４日生まれ。東京都出身。
格闘技観戦が好きだった中学時代の山田は、格闘技雑誌の記事をきっかけに、近隣の柔術道場の存在を知った。意を決して見学に訪れた山田は「これこそ自分が求めていたものだ！」と宝物を見つけたかのような気持ちになった。
入門してすぐに柔術の魅力にハマり、２週間後には早くも試合を経験した。その後も毎日稽古を重ねて多くの大会に出場した。高校卒業後に大手企業に就職した山田は、多忙な生活が始まり道場へ通える時間が減少していった。しかし柔術に対する情熱と、競技者として挑戦したい気持ちは高まり続け、ほどなくして退職した。柔術家として生きていく道を選んだのだ。
所属道場では指導を任されるまでにはなっていたが、柔術家が専業で生きていくのはまだ厳しい時代であった。競技と生活の両立に限界を感じ、挑戦を諦めかけた時に、練習会でお世話になっていた先輩の芝本幸司の導きにより、新しい道が開けた。2015年、山田はトライフォース本部に入門した。
早川総代表から膨大な技術と知識の伝授を受けることができた山田は、ゼロベースで自分の柔術を作り直した。その後はトライフォース所属として国内外の数多くの大会で実績を残し、日本トップクラスの選手と目されるようになった。世界選手権の出場権も２度獲得している。
道場では年間1,000クラス以上の指導を任され、トライフォースを代表する指導者としての地位を確立した。2023年、自身がヘッドを務めるトライフォース浅草橋が設立される。トライフォース柔術の発展と普及という使命を受けた山田は、ここで新しい挑戦をスタートさせる。
