今回は柔術におけるスピードについて書きます。
物理的な速さは、あれば役に立つと思いますが、私はそれほど重要視していません。
筋力とスピードは衰えやすいです。
衰えやすいものはあまり信用していません。
私の柔術におけるスピードの3大原則は以下の通りです。
1. 選択の早さ
2. 動き出しの早さ
3. 最短の手数
1の選択の早さについては、叩いてかぶってジャンケンポンを例に出してよく説明します。最適な技を相手より早く選ぶことです。
2の動き出しの早さは、より強く意識するのは連続攻撃における2つ目以降の技を出す時です。技の終わりが次の技の始まりになるように意識することです。
3の最短の手数は、パスガードや腕十字を掛ける際に、手や足を床に着く何気ない動作も、不要な一手があればそれらを全て削ることです。
これらの能力に優れた柔術家は、私の経験上、相手に対して物理的な速さすらも感じさせます。