【支部長インタビュー】トライフォース岡山代表 宮本和幸「長く情熱を持って続けてきた柔術に携わっていきたい」

各地で活躍する支部長の皆さんに焦点を当てていく【支部長インタビュー】シリーズ。

第三回目は、トライフォース岡山代表の宮本和幸さんです!

・まずはこれまでの職歴や柔術歴など、自己紹介をお願いします。

1981年生まれの現在43歳です。広島県福山市出身で、大学進学を機に上京し、卒業後に東京消防庁へ入庁しました。今年2月まで約20年勤務し、この春、家族で岡山市へ移住してトライフォース岡山を開設いたしました。柔術歴は約20年です。

学生時代も総合格闘技道場に通ったりはしていましたが、本格的に柔術を習い始めたのは就職して消防士になってからです。横浜の道場で青帯まで取得し、2006年に転居したタイミングでトライフォース本部に入会しました。2008年に早川先生より紫帯を認定され、この頃から少しずつ指導の機会も与えていただき、インストラクターとしてのキャリアもスタートしました。2015年、34歳の時に黒帯を認定され、現在は三段です。

・元々、長く本部でインストラクターを務められ、現在はご家族と岡山に移住してトライフォース岡山代表として活動されています。そこに至った経緯やきっかけ等があれば教えてください。

以前から夫婦の間で移住に対する願望はありました。実家が程近く、家族でも何度か訪れていた岡山はその候補地の1つでした。

ただ、消防士という仕事を辞めて家族で生活していくには、クリアせねばならない課題も多く、実際の行動には移せずにいました。

40歳を迎えた頃、子供の年齢的にもこの数年が移住するリミットだと判断し、期限を決めて具体的に移住に向けた準備を開始しました。

その中で、自分が「やりたいこと」「やれること」「やる意義があること」は何かと考え、長く情熱を持って続けてきた柔術に携わっていきたいと考え、岡山市に初の柔術専門道場としてトライフォース岡山を開設する決意を固めました。

家族の理解や応援もあり、決意してからは移住も含めて、色んなことが一気に進んでいきました。本当にこの一年くらいは怒涛で、気がついたら今に至っているという感じです。

・岡山市では初の柔術専門道場とのことですが、地方でのブラジリアン柔術の認知度についてはどのように感じていますか。また、入会して柔術を始めた方の反応はどうですか。

確かに常設のブラジリアン柔術専門道場としては岡山市初だと思います。それも関係あるとは思いますが、都心部に比べると柔術の認知度はまだまだ低いように感じます。

今年4月のオープンに先立って、年明け頃から現地で宣伝活動を開始し、方々で出会った方にショップカードをお渡ししたりしましたが、「ブラジリアン柔術とは」という話を何度したか分かりません(笑)

ただ、潜在的には興味があった方も多かったようで、ありがたいことに、オープン前の無料体験会には連日多数の申し込みがありました。ほとんどの方が柔術未経験でしたが、体験会に参加した方の大半が入会してくださり、よく知らなくても実際にやってみれば面白さを感じてもらえるいう、DOスポーツとしての柔術の魅力を再認識すると共に、道場をやっていく手応えも感じました。

オープンから約半年が経ち、現在までに入会していただいた会員さんの8割以上が未経験スタートですが、高頻度で通われている方も多く、毎日楽しく活気のあるクラスが出来ています。

・インストラクター歴は相当長いと思います。ご自身の道場をオープンされて、改めて感じたトライフォースの良さはありますか。また、トライフォースとして道場をスタートすることのメリットを感じた瞬間はありますか。

インストラクター歴は長いですが、今のように未経験の会員さんを自分一人でゼロから指導していくという環境では教えていなかったため、カリキュラムがしっかり確立されており、レッスンを進めることでそれぞれのテクニックが繋がっていき、ブラジリアン柔術の技術を体系的に学んでいけるこのシステムは、代表になってみて改めて素晴らしいものだと感じております。助かっているとも言えます(笑)

また、トライフォース支部は全国にあり、ネットワーク交流システムを利用すれば特別価格にて出稽古が出来るため、出張が多い会員さんは積極的に利用しているようですし、また、遠方から他支部の会員さんが出稽古に来てくれて、ウチの会員さんと楽しそうに交流しているのを見ると、改めて全国的に展開するトライフォースの支部であることのメリットを感じます。共通するカリキュラムがあるため、出稽古先のクラスにも参加しやすいと思います。

・先月、早速トライフォース本部の仲間たちが出稽古で岡山を訪れていましたね。宮本さんが、いかに皆さんに愛された存在であったかが伝わってきます。岡山を訪れた際の、魅力的な観光スポットやグルメ等があれば教えてください!

ありがたいことに、月イチ位で昔の仲間が入れ替わり立ち替わり出稽古に来てくれるので寂しさを感じる暇がありません。岡山市へ移ってきた仲間もいますし。

観光スポットやグルメ情報については、まだ私の方が教えていただきたいレベルなのですが、岡山市に関しては、日本三大庭園である後楽園や岡山城辺りはよく知られています。ただ、どちらかというと観光地としては隣の倉敷市の方が有名かもしれません。また、岡山は四国や瀬戸内海に浮かぶ島々へのアクセスが良いのが特徴です。

柔術界隈限定のスポットとしては、私も最近知ったのですが、岡山市内に世界で初めて「三角絞め」が開発された道場があり、それが市内の朝日高校に現存しているということです。

開発者は金光弥一兵衛という方で、その弟子の小野安一がブラジルに移住して伝わったというような話だったと思います。柔術家の皆さんは聖地巡礼として行ってみるのも良いかもしれません。

・最後に、今後の展望を教えてください。また、近隣の柔術家・全国のトライフォースの皆さんにメッセージをお願いします!

今後の展望としては、岡山でのブラジリアン柔術の認知度を今より高め、年齢性別を問わず、広く沢山の方に楽しんでもらえるような道場を作っていきたいです。

また、今はまだ自分の練習が全く出来ていない状況ですが、道場運営をしっかり軌道に乗せた上で、徐々に練習環境も整えて、いつか会員さんと一緒に試合にも再び挑戦できたらと思います。

全国のトライフォースの皆さん、岡山支部はまだまだ新しい道場で、未経験スタートの白帯会員さんが大多数ではありますが、もし岡山へ来る機会があれば、気軽に遊びに来てください!

トライフォース岡山 Okayama
指導者:宮本 和幸 Kazuyuki Miyamoto
住所:岡山県岡山市北区清輝橋2-1-19荻野ビル2F
Tel:080-4777-5922
Web:https://tf-okayama.com

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