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【支部長インタビュー】トライフォース関空・岩出・和泉代表 三宅康幸「この素晴らしいシステムを広めることで自分の夢を実現したい」

By | インタビュー, お知らせ | 2024/12/14 | No Comments

各地で活躍する支部長の皆さんに焦点を当てていく【支部長インタビュー】シリーズ。

第四回目は、トライフォース関空・岩出・和泉、3支部の代表を務める三宅康幸さんです!

・まずはこれまでの職や柔術歴など、自己紹介をお願いします。

こんにちは。トライフォース関空及び岩出、和泉の代表の三宅 康幸です。

少し長くなるかもしれませんが、お付き合いいただければ幸いです。まず経歴を簡単にご説明したいと思います。私は小中高と栃木県の足利市で過ごしました。その後大学から今に至るまでは関西地方で生活をしています。

学生時代は柔道をやっていました。高校時代はインターハイなどにはチームとしては出場していたのですが、私は万年補欠で、もっぱら打ち込み要員として大会には出場しておりました。大学は三流校でしたので、レギュラーにはなりましたが。

大学4年の時に、全国大会に出場する権利を得て、有終の美と思い出になればと意気込んでいたのですが、試合前の練習中に膝を壊し、そのまま選手生命は終わってしまいました。就職し格闘技とは無縁の生活を約8年ほど過ごしたのですが。

仕事にも慣れ、このままサラリーマン生活を続けるのかな、と思ったときに心の喪失感を感じました。このまま終わりたくない、という想いにかられ、インターネットで検索し通いやすい柔術サークルに通いだしました。今思うと、柔道の全国大会に出られなかったことが、心のどこかに引っかかっていたのだと思います。

その柔術サークルはKOシュートジム寝屋川という岡晃一郎という方が主催されているサークルでした。その後、サークルがコブラ会に吸収されたので青帯の頃にコブラ会の所属になりました。紫帯まではコブラ会に所属し、その後、岡さんが新たに道場を設立するというので、私も参画し岡柔術の所属になりました。岡さんとは一緒に、全日本大会に東京まで遠征したり、アメリカに試合に行ったりと良い思い出がたくさんあります。

道場は京都、寝屋川、堀江、生野に道場があり、私は生野で指導をすることになりました。これが現トライフォース生野の前身であり、指導人生のスタートでもありました。その後、岡柔術が解散したので私はそのまま生野の道場を引き受け、ソルホスト柔術と名称を改め、代表として活動を始めました。この岡柔術で茶帯まで習得し、黒帯はソルホスト柔術の時に習得しました。

2016年に泉南市で柔術サークルを設立し2019年に常設化するに至りトライフォースに加盟し現在に至ります。柔術歴は、かれこれ20年ちょっとになります。

・元々は大阪府泉南市でサークル活動をされており、そこからトライフォース関空をスタートさせたのですね。加盟のきっかけとしては、どのようなものがあったのでしょうか。

前記のソルホスト柔術(現トライフォース生野)で平日は指導していたのですが、週末は自宅のある泉南市で過ごすことが多く、指導だけでは、自分の練習がなかなかできないので、自分の練習を中心にし、選手としてもう一花咲かせようと、泉南市でサークル活動を始めました。私のような週末は自宅で過ごす柔術家が練習に参加するかと思い、最初は指導はせず、スパーを中心にやろうと思っていたのですが、初心者が中心の練習になってしまい、また来られる方も熱心に取り組まれているので、私も真剣に教えるようになり、いつしか自分が活躍するから、皆が活躍するサポートをするにシフトチェンジしていきました。

徐々にメンバーも増えていき、指導をメインにするならサークルで活動する意味もなく、2019年に常設化を決めました。その常設化の際に、私自身は今までとは違い(それまでは強さがすべてで、試合による結果しか求めていませんでした)テクニックのカリキュラム制度や検定制度を取り入れた新しいシステムを構築しようと思い、今まで自分が培った技術やノウハウを体系化する作業に取り組みました。

しかし、この作業は思っていた以上に、時間と労力を費やす作業で、私はすぐにあきらめてしまいました。そんな時、このサークルに練習にきていた現トライフォース住之江の代表の伊達先生、それまで面識のあったトライフォース大阪の川本先生よりトライフォースの事をお聞きし、調べていたところ私が求めていたものはすべてトライフォースに集約していることが分かり、自分でシステム構築するするよりは、この素晴らしいシステムに参画し広めていくことで自分の夢を実現しようと思い、トライフォースの加盟を決意いたしました。

・加入前はトライフォースにどのようなイメージを持っていましたか。また、加入によって何か良い変化はありましたか。

トライフォースのことは、もちろん知っていました。初めて買った柔術のDVDも早川総代表のものでした。

自分が加盟する以前も技術やシステムを体系化されているチームだとの認識はありましたが、自分で携わるようになってから、さらに成熟度の高さには驚かされました。試合に出て結果を残したい方だけではなく、柔術の技術のみを体系的に学びたい方や女性の方の入会も増え、会員様の年齢や性別の幅も増え、幅広くの会員様にご入会をいただけるようになりました。

・昨年6月に和歌山県でトライフォース岩出がスタートしました。更に、今年8月には新しく大阪府でトライフォース和泉がスタートしています。道場オープンに込められた思いがあれば教えてください。

もともと泉南市のサークルを立ち上げた時も南大阪に柔術道場は少なく、柔術にとっては未開の地になっておりました。週末を自宅で過ごす時に、もし近くに柔術道場があり、練習時間、内容が確保できるのであれば、サークルを立ち上げることもなく、トライフォースに加盟することもなかったかもしれません。そう思うと、未開の地であったことに感謝の念は堪えません。

関空(泉佐野)、岩出(和歌山)、和泉で3店舗目になるのですが、柔術に出会えた事で幸せにな人生を送れる人が一人でも増えたら、それは私の幸せでもあります。幸せな空間を共有できるように、これからもより良い柔術の環境作りに精進してきたいと思います。

・3支部のオーナーとなった現在でも、トライフォース生野ではインストラクターとして活躍されているのですね。生野では、障がいがあってもブラジリアン柔術の素晴らしさを感じて欲しいという思いの元、知的障がい者・児対象のサポートクラスも行っているようですが、クラスの様子はどうですか。

今は滅多に行くことはなくなりましたが、オーナーの久田先生には、よくお話は伺っております。久田先生はご自身でも柔術をされており(茶帯)障がい者施設も運営されておりますので、トライフォース岩出でもサポートクラスを実施する際もアドバイスをいただきました。

トライフォース生野のサポートクラスメンバーも少しづつ増えて、技術力も上がっているそうです。サポートクラスでは知的障がいに限らず、障がいがあっても、皆が夢を描ける社会、強さと優しさは比例する、をモットーに日々練習に打ち込んでいます。

柔術はテクニックの数は多い反面、制約が少なく自分に合ったスタイルを選択できるので、好きな分野を突き詰めたい、伸ばしたい方には、比較的合っている競技だと思っています。コロナ渦前は、サポートクラスの子供たちが出ることが出来る大会を実施しようと、年一回柔術大会を企画運営しておりました。

サポートクラスだけではなく、白帯、青帯だけの団体戦も実施しており、初心者の登竜門的な位置づけで人気を博しており、『柔術を全く知らない人も楽しめる大会』『安心して家族も連れていける大会』『出場する選手にも優しい大会』をコンセプトに、音楽やダンス、アートやワークショップ、フードブースなどエンターテインメント要素を盛り込んだ柔術イベントでしたが、コロナ渦により現在は中断しております。いつか復活できる日が来れば嬉しく思います。

・最後に、今後の展望を教えてください。また、近隣の柔術家・全国のトライフォースの皆さんにメッセージをお願いします!

3店舗(泉佐野、岩出、和泉)を基盤に、柔術、トライフォースの良さを広められれば良いな、と考えています。

和泉は来年(2025年)より常設化しますので、さらにこの地域の柔術を盛り上げていければと思います。

また、トライフォース関空は関西空港の対岸に位置していますのでビジネスや観光などで、お近くにお立ち寄りの機会がございましたら、ぜひお立ち寄りください。

トライフォース関空 KIX
指導者:三宅 康幸 Yasuyuki Miyake
住所:大阪府泉佐野市上町3-1-31-2F
TEL:080-1492-5110
Web:https://tsumugu.me

トライフォース岩出 Iwade
指導者:三宅 康幸 Yasuyuki Miyake
住所:和歌山県岩出市中島中島601-6
TEL:050-3575-5110
Web:https://www.triforceiwade.com

トライフォース和泉 Izumi
指導者:三宅 康幸 Yasuyuki Miyake
住所:大阪府和泉市和気町2-3-7朝日プラザシティレンタルスタジオBigTree
TEL:080-1492-5110
Web:https://www.tri-force-bjj.com

【インタビュー】澤田伸大がIBJJFワールドノーギ2024に出場!

By | インタビュー, お知らせ | 2024/12/06 | No Comments

澤田伸大が12月12~14日にアメリカ・ラスベガスにて開催される2024 World IBJJF Jiu-Jitsu No-Gi Championship に参戦します!

カテゴリーはアダルト黒帯ルースター級です。試合を控える澤田伸大にインタビューを行いました。

・2022年以来、2年ぶりのワールドノーギ出場となります。率直に今の気持ちをお聞かせ下さい。

2022年のワールドノーギで、前十字靭帯断裂の怪我をしてしまいました。2023年の頭に手術をして、そこから1年リハビリをしていたため、2023年はスキップしました。リハビリをしている間も、このワールドノーギへ再び出場することをイメージしていました。

今では怪我の影響も感じることなく練習することができています。2年間のリハビリとトレーニングの日々の集大成をぶつけたいと思っています。

・澤田選手は2018年に黒帯ルースター級で優勝し、一度世界王者に輝いています。今回出場を決意した動機としては、どのようなものがあったのでしょうか。

2018年に獲った世界タイトルはあくまで2018年のものです。2019年にも連覇を目指して挑戦しましたが獲得はできなかったです。

タイトル以上に、自分は「世界の強豪と試合したい」というモチベーションで試合に出ています。ベストコンディションで自分の技術・フィジカルを強豪にぶつけたらどこまで通用するのか、そこが楽しみです。自分の適正体重でノーギの強豪が一番集まるのがこのワールドノーギ、ここに出場しない理由はありません。

・この6年間で、ヒールフックの解禁やプロイベントの隆盛等、ノーギ・グラップリングシーンには大きな変化があったように思いますが、澤田選手はそれをどのように捉えていますか。また、再び世界王者を狙うにあたり、どのような点を意識していますか。

まずコロナ禍の最中にIBJJFのアダルト茶黒でヒールフックが解禁され、トライフォースのノーギクラスでもヒールフックありで練習することがかなり一般的になりました。プロイベントでは、ADCCがここ数年で盛り上がりを見せ、今年はCJIという新たな舞台も現れました。柔術家がIBJJFの競技だけではなくノーギをメインとして様々なプロシーンで活躍できるようになっているのはとても良いことだと思いますね。

ヒールフックの解禁とプロイベントの盛り上がりで、とくにコロナ禍以降に柔術を始めた方は当たり前のようにギとノーギを並行して練習にする方が多いように感じます。自分がノーギクラスの指導をやり始めたときはノーギクラスの参加人数は本当に少なかったですからね(笑)

もう一度世界タイトルを狙うにあたり、今自分が持っている技術を改めて見直し、穴を補完するようなポジショニングシステムを考え直しました。そのシステムを機能させるのが楽しみです。また、今回は一緒に出場できないのですが後輩の吉永はヒールフックの名手なので、吉永との練習ではとくにヒールフックの攻防を意識しています。

・出場にあたってトライフォースやスポンサーからのサポートはありますか。また、意気込みを教えてください!

出場にあたってトライフォースからは遠征費の補助をしていただいています。スポンサーのスクランブルさま・柔術狂人さまからは日々の試合出場費や練習用具のサポートをしていただいています。サポートのおかげで日々の練習に集中できています!

・最後にトライフォースの皆さんへのメッセージをお願いします!

2年ぶりのワールドノーギ挑戦、「トライフォースはノーギも強い」を世界に証明してきます!応援よろしくお願いします!

【インタビュー】公認アスリートの篠田光宏が、IBJJFパンパシフィック選手権で優勝!

By | インタビュー, お知らせ | 2024/11/09 | No Comments

10月26日、オーストラリアのメルボルンで開催されたIBJJFパンパシフィック選手権に公認アスリートの篠田光宏が出場し、アダルト黒帯ルースター級で見事優勝を果たしました。

今回の優勝で来年の世界選手権の出場権を得た篠田光宏に、試合後のインタビューを行いました。

・IBJJFパンパシフィック選手権、優勝おめでとうございます。まずは率直に今の気持ちをお聞かせください。

ありがとうございます。すごくすごく嬉しいです。

世界選手権出場をかけ、今回パンパシフィック選手権に出場したので有言実行できてよかったなと思っております。

また海外での体重調整経験が今までなかったので、しっかりと体重を落とす事ができ、万全の体調で試合に臨めたのでそれもよかったなと思います。

・決勝はアジア王者の高杉魁選手との対戦でした。開始直後、ベリンボロ一閃でバックを取り、そのままチョークでのフィニッシュという素晴らしい内容でしたが、この結果をどのように捉えていますか。

ありがとうございます。

前回のアジア選手権では負けており、今回は正直かなりリベンジに燃えておりました。強い選手というのはわかっているので、自分の形にこだわりをもって試合に臨もうと思っておりました。

結果自分の得意な形にハマりバックテイクからチョークフィニッシュができ、嬉しく思います。

強豪選手から一本を取れたことは私にとってかなり自信に繋がりました。

・来年、初の世界選手権出場になると思います。例年通りの開催ですと、約半年ほどの準備期間があるかと思いますが、どのような準備・調整を行っていく予定ですか。

特にすることはいつもと変えないです。日頃の練習をし続けます。しっかり練習に励み、自分の技のアップデートするだけです。減量に関しては、前もってしっかりと落とせるよう頑張ります。万全の体調で世界選手権に臨みたいと思います。

あとここ半年は大腸炎になりやすくなってしまったので、食事にも気をつけたいところです笑

・出場にあたってトライフォースやスポンサーからのサポートはありますか。また、意気込みを教えてください!

公認アスリートとして遠征費をサポートして頂きます。KINGZJAPAN様より道着等をサポートして頂いています。

いつもありがとうございます。出場するからには好成績を残せるよう日々の練習に励みます。

・最後にトライフォースの皆さんへのメッセージをお願いします。

早川先生をはじめとするトライフォースの皆様いつもありがとうございます。トライフォースで練習できる事は私の誇りです。その気持ちを心に秘め試合に臨み、勝利を掴み取りに行きます。応援よろしくお願い致します。

【支部長インタビュー】トライフォース岡山代表 宮本和幸「長く情熱を持って続けてきた柔術に携わっていきたい」

By | インタビュー, お知らせ | 2024/10/20 | No Comments

各地で活躍する支部長の皆さんに焦点を当てていく【支部長インタビュー】シリーズ。

第三回目は、トライフォース岡山代表の宮本和幸さんです!

・まずはこれまでの職歴や柔術歴など、自己紹介をお願いします。

1981年生まれの現在43歳です。広島県福山市出身で、大学進学を機に上京し、卒業後に東京消防庁へ入庁しました。今年2月まで約20年勤務し、この春、家族で岡山市へ移住してトライフォース岡山を開設いたしました。柔術歴は約20年です。

学生時代も総合格闘技道場に通ったりはしていましたが、本格的に柔術を習い始めたのは就職して消防士になってからです。横浜の道場で青帯まで取得し、2006年に転居したタイミングでトライフォース本部に入会しました。2008年に早川先生より紫帯を認定され、この頃から少しずつ指導の機会も与えていただき、インストラクターとしてのキャリアもスタートしました。2015年、34歳の時に黒帯を認定され、現在は三段です。

・元々、長く本部でインストラクターを務められ、現在はご家族と岡山に移住してトライフォース岡山代表として活動されています。そこに至った経緯やきっかけ等があれば教えてください。

以前から夫婦の間で移住に対する願望はありました。実家が程近く、家族でも何度か訪れていた岡山はその候補地の1つでした。

ただ、消防士という仕事を辞めて家族で生活していくには、クリアせねばならない課題も多く、実際の行動には移せずにいました。

40歳を迎えた頃、子供の年齢的にもこの数年が移住するリミットだと判断し、期限を決めて具体的に移住に向けた準備を開始しました。

その中で、自分が「やりたいこと」「やれること」「やる意義があること」は何かと考え、長く情熱を持って続けてきた柔術に携わっていきたいと考え、岡山市に初の柔術専門道場としてトライフォース岡山を開設する決意を固めました。

家族の理解や応援もあり、決意してからは移住も含めて、色んなことが一気に進んでいきました。本当にこの一年くらいは怒涛で、気がついたら今に至っているという感じです。

・岡山市では初の柔術専門道場とのことですが、地方でのブラジリアン柔術の認知度についてはどのように感じていますか。また、入会して柔術を始めた方の反応はどうですか。

確かに常設のブラジリアン柔術専門道場としては岡山市初だと思います。それも関係あるとは思いますが、都心部に比べると柔術の認知度はまだまだ低いように感じます。

今年4月のオープンに先立って、年明け頃から現地で宣伝活動を開始し、方々で出会った方にショップカードをお渡ししたりしましたが、「ブラジリアン柔術とは」という話を何度したか分かりません(笑)

ただ、潜在的には興味があった方も多かったようで、ありがたいことに、オープン前の無料体験会には連日多数の申し込みがありました。ほとんどの方が柔術未経験でしたが、体験会に参加した方の大半が入会してくださり、よく知らなくても実際にやってみれば面白さを感じてもらえるいう、DOスポーツとしての柔術の魅力を再認識すると共に、道場をやっていく手応えも感じました。

オープンから約半年が経ち、現在までに入会していただいた会員さんの8割以上が未経験スタートですが、高頻度で通われている方も多く、毎日楽しく活気のあるクラスが出来ています。

・インストラクター歴は相当長いと思います。ご自身の道場をオープンされて、改めて感じたトライフォースの良さはありますか。また、トライフォースとして道場をスタートすることのメリットを感じた瞬間はありますか。

インストラクター歴は長いですが、今のように未経験の会員さんを自分一人でゼロから指導していくという環境では教えていなかったため、カリキュラムがしっかり確立されており、レッスンを進めることでそれぞれのテクニックが繋がっていき、ブラジリアン柔術の技術を体系的に学んでいけるこのシステムは、代表になってみて改めて素晴らしいものだと感じております。助かっているとも言えます(笑)

また、トライフォース支部は全国にあり、ネットワーク交流システムを利用すれば特別価格にて出稽古が出来るため、出張が多い会員さんは積極的に利用しているようですし、また、遠方から他支部の会員さんが出稽古に来てくれて、ウチの会員さんと楽しそうに交流しているのを見ると、改めて全国的に展開するトライフォースの支部であることのメリットを感じます。共通するカリキュラムがあるため、出稽古先のクラスにも参加しやすいと思います。

・先月、早速トライフォース本部の仲間たちが出稽古で岡山を訪れていましたね。宮本さんが、いかに皆さんに愛された存在であったかが伝わってきます。岡山を訪れた際の、魅力的な観光スポットやグルメ等があれば教えてください!

ありがたいことに、月イチ位で昔の仲間が入れ替わり立ち替わり出稽古に来てくれるので寂しさを感じる暇がありません。岡山市へ移ってきた仲間もいますし。

観光スポットやグルメ情報については、まだ私の方が教えていただきたいレベルなのですが、岡山市に関しては、日本三大庭園である後楽園や岡山城辺りはよく知られています。ただ、どちらかというと観光地としては隣の倉敷市の方が有名かもしれません。また、岡山は四国や瀬戸内海に浮かぶ島々へのアクセスが良いのが特徴です。

柔術界隈限定のスポットとしては、私も最近知ったのですが、岡山市内に世界で初めて「三角絞め」が開発された道場があり、それが市内の朝日高校に現存しているということです。

開発者は金光弥一兵衛という方で、その弟子の小野安一がブラジルに移住して伝わったというような話だったと思います。柔術家の皆さんは聖地巡礼として行ってみるのも良いかもしれません。

・最後に、今後の展望を教えてください。また、近隣の柔術家・全国のトライフォースの皆さんにメッセージをお願いします!

今後の展望としては、岡山でのブラジリアン柔術の認知度を今より高め、年齢性別を問わず、広く沢山の方に楽しんでもらえるような道場を作っていきたいです。

また、今はまだ自分の練習が全く出来ていない状況ですが、道場運営をしっかり軌道に乗せた上で、徐々に練習環境も整えて、いつか会員さんと一緒に試合にも再び挑戦できたらと思います。

全国のトライフォースの皆さん、岡山支部はまだまだ新しい道場で、未経験スタートの白帯会員さんが大多数ではありますが、もし岡山へ来る機会があれば、気軽に遊びに来てください!

トライフォース岡山 Okayama
指導者:宮本 和幸 Kazuyuki Miyamoto
住所:岡山県岡山市北区清輝橋2-1-19荻野ビル2F
Tel:080-4777-5922
Web:https://tf-okayama.com

【支部長インタビュー】トライフォース天満代表 大黒喬士 「自分が白帯だった頃の気持ちを忘れない」

By | インタビュー, お知らせ | 2024/08/24 | No Comments

各地で活躍する支部長の皆さんに焦点を当てていく【支部長インタビュー】シリーズ。

第二回目は、大阪府にあるトライフォース天満代表の大黒喬士さんです!

・まずはこれまでの職歴や柔術歴など、自己紹介をお願いします。

現在24歳で大学卒業後に1年間一般企業にて営業職として勤め、現在はトライフォース天満のヘッドインストラクターとして活動しています。柔術は18歳の時に始めたので歴はちょうど6年ほどです。2024年1月に大阪の川本代表より茶帯を授与していただきました。

・元々はトライフォース大阪で柔術を始め、現在では天満の代表をされています。そこに至った経緯やきっかけ等があれば教えてください。

トライフォース大阪で共に練習していた会員さんが2023年にトライフォース天満を開かれるという話があり、それに際して代表を務めさせていただくお話を頂きました。そのお話をお受けして現在に至ります。

当初は柔術を仕事にしようとは考えていなかったのですが、格闘技未経験で体格も小さい中であれこれ模索してきた経験をお伝えできる良い機会と考え、取り組ませていただくことにしました。

・まずは加盟条件の無い一般アフィリエイトスクールとしてスタートし、そこから現在では、本部と同様のカリキュラム・帯制度を用いた認可スクールとして活動されています。認可スクール化を目指すメリットとして、どのようなものがあると考えますか。

最大のメリットとしてはスクールの信用度が証明されることだと思います。

「カリキュラム」「帯制度」「認可インストラクター」という道場運営において重要なこの3つのシステムが本部と同一であること、またそれが対外的に示されることを非常に嬉しく感じております。

・トライフォース天満では、4days会員やレディースクラス限定会員など会員種別が豊富で、柔術未経験者が1歩踏み出しやすい環境が整ってるように思います。会員の皆さんの反響はどうですか。また、指導の際に心掛けていること等はありますか。

「柔術未経験者が1歩踏み出しやすい環境」トライフォース天満では特にその点を意識しているので、そのように評価していただくことができとても嬉しいです。

会員様方からは「始めやすい」の他にも「継続しやすい」と嬉しいお声を頂いています。最初は4Daysやレディースクラス限定から始まり、次第に柔術の魅力に気づいてくださって8デイズや一般クラスにも参加できるレディース会員に変更される方が多い状況です。

指導の際に心掛けている事として1つ最も大きな内容を挙げるとすれば「自分が白帯だった頃の気持ちを忘れないこと」です。

18歳で格闘技未経験から始めたので、道場に行く前はよく緊張していましたし、テクニックは正直ほとんどその場では理解できていませんでした。ただ、「道場の雰囲気が好き。クラスが楽しい。」ということが継続やその後の上達にも大きく影響を与えてくれたと認識しています。そのため大阪の川本代表がかつてそういった環境を提供してくださっていたように、できる限り私も天満にて初心者の方目線でクラス運営するよう努めています。なのでクラスの雰囲気は明るく、テクニックの説明は大きな声でハッキリと、安全面に留意して、「明日も来たい!」と思っていただけるよう取り組んでいます。


・また、大阪市内には他にトライフォース大阪・淡路などがありますが、ネットワーク交流制度を利用した、会員さん同士の交流などはありますか。

会員さん同士の交流はあります。現在は主にそれぞれの支部が休館日の際に交流がある印象です。

大阪でも次第に支部が増えてきていますので、特に試合志向の方は在籍道場以外の方との練習を通じてたくさん経験を積むことができますし、様々な指導者から幅広くレッスンを受けてみたいという方の要望にも応えられる嬉しい機能だなと思います。

・最後に、今後の展望を教えてください。また、近隣の柔術家・全国のトライフォースの皆さんにメッセージをお願いします!

今後も引き続き会員様方には楽しく安全にブラジリアン柔術を学んでいただけるよう取り組んでまいります。また競技者としての目線も活かして、試合で活躍したいと考える会員様方も輝かせることができる道場になればなと思います。

全国のトライフォースの皆様へ

トライフォース天満は大阪駅から1駅隣のJR天満駅から徒歩1分の場所に位置しています。

お仕事等で大阪に来られた際はぜひお越しください!

トライフォース天満 Tenma
指導者:大黒 喬士 Takashi Oguro
住所:大阪府大阪市北区天神橋4-12-11
TEL:06-6809-5959
Web:https://www.triforce-bjj.com/tenma

【支部長インタビュー】トライフォース前橋代表 阿部光太郎 「ウェルネスツーリズムの精神で県外の柔術家をお待ちしています!」

By | インタビュー, お知らせ | 2024/06/26 | No Comments

トライフォースでは現在、国内外で50を超える支部が加盟し、多くの皆さんが選手やインストラクターとして活動されています。

そこでこの度、各地で活躍する支部長の皆さんに焦点を当てていく【支部長インタビュー】シリーズをスタートします!

記念すべき第1回目は、トライフォース前橋代表の阿部光太郎さんです!

・まずはこれまでの職歴や柔術歴など、自己紹介をお願いします。

こんにちは。トライフォース前橋ヘッドインストラクターの阿部光太郎と申します!

トライフォース前橋のある群馬県で生まれ、高校まで群馬で過ごしました。その後大学から上京し、大学時代に日本拳法という格闘技を4年間やっていました。そして大学卒業後の2009年にトライフォース五反田に入会し、ブラジリアン柔術をはじめました。まだ階級がプルーマ級・ペナ級・レーヴィ級などと呼ばれていた頃です笑

TF五反田では代表の中山徹先生・秋川かずよ先生・丹裕先生(現TF照葉)に楽しく柔術を教えていただきました。そして2011年に中山徹先生から青帯いただき、その後2014年に父の仕事を手伝うため東京を離れ地元群馬へ戻ることになり、柔術・格闘技から離れることになりました。

群馬に戻りほぼ運動すらしない日々を送っていたのですが、2018年に和術慧舟會群馬道場に入会し、ブラジリアン柔術を再開しました。そして2019年に和術慧舟會群馬道場の原口武一先生より紫帯をいただき、その後柔術サークル活動を経て2021年にトライフォース前橋をはじめることになりサークル活動を経て常設道場化、2023年に中山徹先生から茶帯をいただき、今に至ります。

仕事は昼間には鍼灸院・夜に道場をやっています。あとは不定期で父の会社を手伝っています。ダブルワークやトリプルワークでハードスケジュールになることもありますが、柔術に携われる生活ができて毎日が充実しています。ちなみに鍼灸の道に進んだのも、TF五反田で丹裕先生(TF照葉)や秋川かずよ先生、施術の仕事をしてる五反田のチームメイトに色々な話を聞き、鍼灸の道へ進みました。先生はじめ、五反田での色んな人たちとの出会いが人生に大きく影響を受けて今があります。

・最初は群馬県前橋市でサークルとして活動をスタートし、そこから現在の常設道場のオープンに至ったのですね。東京から群馬に戻った後、一度は他の道場に所属したとのことですが、そこからトライフォースとしてサークル活動及び常設道場をスタートしようと思ったきっかけを教えてください。

自己紹介でも書かせていただいたのですが、2018年から地元群馬の和術慧舟會群馬道場でブラジリアン柔術を再開しました。そのときに代表の原口武一先生から「帯があがっても指導する能力は別だから、指導者になりたいなら今のうちにインストラクションの勉強をしたほうがいいよ」とアドバイスをいただき、さらに「自分のサークルを作ってそこで指導してみるといいよ」と言っていただいたのを機に、地元であり周囲に格闘技道場がないエリア・前橋市北部&渋川市の公共施設で柔術サークルをはじめました。(将来サークルのトライフォース加入も含めた活動を原口先生が後押ししてくれました)

最初はトライフォースオンラインでテクニックを勉強しつつ名もなき柔術サークルとして活動していたのですが、2020年からコロナ禍により県内の公共施設がほぼ閉鎖、また慧舟會群馬も通えない状態になってしまい、今後も起きるであろう不測の事態に備えて“柔術ができる場”を作らねば、ということを強く意識しました。ただ、いきなり常設道場は現実味がなさすぎるので、数年後にできればいいな、くらいでした。

その後レンタルスペースや県内のテナント・倉庫など暇つぶし程度に探していたら、元ダンスホールだった現在の物件を発見しました。立地はもとより車社会群馬として重要な駐車場の広さと各地域からの交通の便、テナントの状況、昼間の仕事している鍼灸院&会社からのアクセスなど、全てが合致した物件でこれを逃すと二度とチャンスはないと思い、乾坤一擲・清水の舞台から飛び降りる決意で物件契約に踏み切りました、

そして2021年3月に現在の物件で、板の間にジョイントマットを敷いただけの状態ながら柔術サークル「トライフォース前橋」として週2ペースで活動をスタート。柔術用マットの設置や道場内リフォームを経て、同年11月に常設道場としてスタートしました。(TF前橋ブログで道場メイキングの過程をあげているので良ければ見てください笑)

本当は「黒帯になったら道場をやりたいな~」というつもりだったのですが、物件との出会いにより大幅前倒しの紫帯(2021年当時)で常設道場をやることになりました。わからないことや悩むことも沢山あったのですが、中山徹先生や先輩である伊藤英元先生(TF横浜)のアドバイスとご指導、そして前橋会員さんたちの協力があって、今日までやってくることができました。

・まずは加盟条件の無い一般アフィリエイトスクールとしてのスタートでした。そこからこの度、本部と同様のカリキュラム・帯制度を用いた認可スクールとして活動される事になります。認可スクール化を目指すメリットとして、どのようなものがあると考えますか。

そもそも柔術サークルとして「トライフォース」に加入した理由は、カリキュラムの凄さ・豊富さでした。自分が指導するという立場になったとき、「柔術の基礎」「様々なテクニックの互換性」が重要だと考えました。

“柔術の基礎テクニックは?”という問いは、色帯はもとより黒帯柔術家にとってもとても難しいものだと思います。トライフォースはベーシックカリキュラムとして“柔術の基礎”が体系化されており、また早川先生・芝本先生たちトップ柔術家が使うテクニックもトライフォースとして共通の基礎テクニックの上に成り立っています。

そのため地方において、また名もなき柔術家の一人である自分がブラジリアン柔術を指導するということを考えた際に、上記の理由でトライフォースしかないと思いました。

トライフォース前橋はアフィリエイトスクールとしてのスタートだったのですが、そもそも認可スクールになる条件(週5日以上柔術クラスがある)を満たせていませんでした。自分の仕事との兼ね合いと、仮に最初から認可スクール化してから多忙によるキャパオーバーでクラス運営ができないことへの恐れがあった為です。3年目になり、クラスの増設・自分自身のスケジュール管理にも目途がついたのでこの度認可スクールとして活動することになりました。

認可スクール化のメリットは、前述の通りベーシックを始めとするわかりやすく体系化されたカリキュラムと、それを運用するシステムです。本部と同じテクニックを修めている、ということは地方にいるからこそより大切だと感じています。

・またトライフォース前橋では、定期的に本部指導員によるセミナーや、五反田代表の中山徹先生を招いた特別クラスを実施されています。会員の皆さんの反響などはありますか。

とても好評です!中山徹先生には3カ月に一度、テーマを決めて特別クラスをやっていただいています。徹先生の特別クラスの前後の週では、習ったことに関連のあるテクニックやカリキュラムを取り上げて、しっかりと理解できるようにしています。

また、早川先生はじめ本部指導員の方たちにきていただいたスペシャルセミナーも大好評でした。セミナーでテクニックを習う以外にも、スパーリングで胸を借りたり質疑応答で様々な会話があったりなど、とても刺激的な経験でした。

地方群馬にいながら、世界で戦ってきた先生たちや現在進行形で全日本最前線にいる選手と交流できるというのはとてもありがたい経験です!実はトライフォース前橋で最初にしていただいたセミナーは伊藤英元先生でした。TF前橋オープンのご祝儀を兼ねて特別価格でやっていただいたのですが、エーゲン先生のセミナーで「テクニックにはお金を払っても習う価値がある」という価値観が根付いてくれました。

都心部を外れると、セミナーに集まる人が少ないという話をよく聞くのですが、TF前橋は英元先生のおかげで人が集まってくれるようになりました笑

都内ほどの頻度では無理ですが、今後もセミナーをやって盛り上がってほしいと思います!

・昨年のトライフォース前橋セミナーでは、前後に観光名所を訪れた、出稽古旅も印象的でした。周辺の魅力的な観光スポットがあれば教えてください!

これを語りだすと終わらなくなってしまうので、暴走しないようになるべくまとめてオススメさせていただきます笑

まずTF前橋から25分程度、近くの有名な観光地は伊香保温泉です。万葉集に名前が出てくるくらい歴史ある温泉ですね。温泉饅頭発祥の地でもあります。その伊香保温泉の近くにあるのが日本三大うどんに数えられる水沢うどんです。うどん屋さんがズラッと並ぶうどんストリートがあるのですが、TF前橋的おすすめは「清水屋」です。宮内庁御用達でありTF前橋御用達でもあります笑 小麦と塩のみで作られた手打ちうどんと絶品のごまだれを是非味わって欲しいです。

ネイチャー系でいうと、TF前橋は赤城山・榛名山という名山2座に挟まれています。どちらも山頂付近には湖があるのでボートに乗ったり湖畔でのんびりしたりできます。冬にはワカサギ釣りもできます。

また、高速道路を使えば道場より30分程度で霊峰・谷川岳の麓、みなかみ町に行くことができます。ここはキャニオニングやラフティングなどのアウトドアスポーツが盛んです。また谷川岳もロープウェイで上ることができるので、圧倒的な自然と絶景を味わうことができます。

ほかにも下道で1時間半程度走れば日本の名湯・草津温泉があり、その周辺には嬬恋高原・志賀草津道路・万座温泉・野反湖など様々な自然や観光地があります。続けて美味しいものを・・・と語りだすと本当に終わらなくなってしますのでこの辺にしておきます笑

群馬にお越しの際はおすすめの美味しいものなど紹介しますので気軽にお問い合わせください!

・最後に、今後の展望などはありますか。また、近隣の柔術家・全国のトライフォースの皆さんにメッセージをお願いします!

「ウェルネスツーリズム」という言葉があります。旅先でのレクリエーション・交流などを通じて、心も身体も豊かにする行動、という意味です。群馬県という場所は、都内から電車や車で1時間半から2時間程度で来られる、気軽な観光地のうちの一つだと思います。

トライフォース前橋は、関東屈指の観光地群馬に居を構えるブラジリアン柔術道場です。なので全国にいるトライフォースの皆さんが友人・家族・柔術仲間と群馬に訪れ、自然を満喫し美味しいものを食べて、そして柔術を楽しむ、そんな場になれたらと思います。

顔見知りがいないと他支部へ行くのは不安かもしれませんが、TF前橋はウェルネスツーリズムの精神とトライフォース魂全開で、県外の柔術家をお待ちしています!なので群馬に来られた際は気軽に遊びに来てください笑

最後に今後の展望なのですが、群馬でブラジリアン柔術&格闘技をより根付かせる、盛り上げるようにしていきたいです。都心と違い、地方では格闘技は盛んではありません。柔術・MMA・キックボクシングetc…色んなジムや道場が盛り上がって、群馬で格闘技を楽しむ人がもっと増えてくれると嬉しいです。トライフォース前橋が、微力でもその一翼を担うことができれば幸いです。

トライフォース前橋 Maebashi
指導者:阿部 光太郎 Kotaro Abe
住所:群馬県前橋市田口町1230-3
TEL:090-6143-9016
Web:https://www.tf-maebashi.com

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