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ノーギのスパーリングおけるルールの申し合わせ事項を以下に改めて明記します。
1.ヒールフック有りルール
ノーギのスパーリングでは、申し合わせで両者が同意した場合のみ、ヒールフックを有効とします。合言葉は「ヒール有りで」とします。後述するニーリープとニーツイストもこの合言葉に含みます。
2.全部有りルール
フェイスロック、顎を抱えるギロチン等の首関節技についても、申し合わせで両者の同意があれば有効とします。合言葉は「全部有りで」とします。
No-gi spar agreement
1. Saying ”Heel hooks are good” means accepting heel hook, knee reap and knee twists.
2. Saying “All submissions are good” means accepting all submissions without full nelson neck crank.
※なお、以下の3種類の技は「全部有り」には含まれず禁止されています。
・フルネルソン(フロント&リバース)
・スラム
・飛びつく技
【解説】
IBJJFのノーギ部門のルール改正がなされ、アダルト茶帯・ 黒帯において、2021年よりヒールフック、ニーリープ、 ニーツイストが解禁となります。ニーリープはいわゆる外掛け、ニーツイストは膝をひねる技全般のことです。例として、いわゆるエレクトリックチェアーがあります。
顎を抱えるギロチンは、チョークとしての効果が認められた場合はIBJJFルールにおいても有効とされていますが、明らかに首関節のみを攻撃する極め方は反則となります。
ADCCルールでは首関節は有効とされていますが、フルネルソンと、クルスフィクスの状態からのネッククランクに関しては禁止されています。
このように、ヒールフックだけでなく首関節への攻撃を含めた様々なルールの競技会が存在することから、今後はトライフォースにおいてもサブミッションレスリングの全般的な技術を練習していく必要性を感じています。ノーギクラスにおいては関連テクニックを積極的に指導していきます。