タイミングで取る。これがストレートアームロックに対する私の基本姿勢です。そのコンセプトを学ぶことが出来る最良の基本テクニックの一つが、このニーオンベリーからのニアサイドアームロックです。

動画ではあえて説明しておりませんが、実際には立膝のまま倒れ込み、相手の腕を一気に伸ばしてしまうことも多いです。

青~茶帯時代の一時期は、グリップブレイクを数年単位で全くやらない時期がありました。もちろん技術は持っていたので、通常の力の相手であれば、グリップを切ろうと思えばいつでも切れました。

しかし私がやっていた練習方法は、グリップを作られたらすぐにマウントならマウントに戻り、また次のタイミングを探すという方法でした。そのくらい、タイミングで取ることの重要性を大切にしていました。

タイミングで取ることができれば、自分より体格やパワーに勝る相手であっても、腕を伸ばすことが容易にできるからです。

ちなみに私は現在も相手の二の腕を足で蹴るグリップブレイクを全く使いません。ポピュラーな方法ですが、私自身は白帯の頃しか使ったことがありません。よってベーシックカリキュラムにも含まれていません。

なぜか。腰が痛くなることが分かったからです。かなり不自然な形からウェイトトレーニングのレッグプレスに似た動作を行うので、体への負担が大きいことを確信しています。自分の弟子には推奨できない技です。

contents_b4b33232560e97d7ab2c9a3fa1351b50_jpeg

Social Media