泊 憲史 Kenshi Tomari
福岡県大牟田市出身。1973年1月7日生まれ。
長崎県立大学卒。高校時代には水泳部に、大学時代はサッカー部に所属しスポーツに励んでいた。水泳では県大会に出場している。
1993年に開催された第1回UFC(アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ)の映像を観てホイス・グレイシーの存在を知り、柔術に対して強烈な印象を受けた。スポーツに長く打ち込んできたものの、格闘技の経験はなかった泊には衝撃的な出来事だった。
25歳の時(1998年)に上京した泊は、ブラジリアン柔術を学び始める機会を得た。当初はフィットネス目的であったが、いざ競技会に参加しはじめると、青帯時代に早くも全日本選手権を制し、軽量級の実力者として泊憲史の名前は柔術界に知れ渡った。
日本人柔術家としては第一世代に当たる泊は、当時の柔術家にとっての登竜門であったブラジル修行も2002~2006年までの期間に数度に渡って敢行している。主にサンパウロに滞在し、マスター柔術のレオナルド・ヴィエイラからの指導を受けていた。
競技者としての泊は、国際大会においても多くの実績を残している。紫帯時代にはサンパウロのカップ戦で2度優勝し、CBJJO主催のブラジル杯で2位の成績に輝いている。IBJJF主催の世界柔術(ワールドチャンピオンシップ)においては、2003年に茶帯で3位、2006年には黒帯でベスト8入りを果たしている。
こんにちは、泊憲史です。
トライフォースの早川総代表と私は、15年以上の親交があります。かつては選手として共に世界一を目指す仲間であったと認識しております。
私は1998年から東京で柔術修行を始めて、黒帯を取得した後、2003年に地元福岡に戻り自分の道場を開きました。
13年以上道場を運営して来ましたが、ここ数年は一人でやる事の限界を様々な面で感じはじめていました。
自分で道場を運営し、指導をする中で痛感したことは、トライフォースのようなシステム化された運営方針と指導カリキュラムが必要ということでした。
トライフォースには会員の皆さんの成長を促すためのシステムが有ります。帯昇格基準も明確で、初めての方も、経験者の方も、安心して目標を設定できることでしょう。
競技面においても、選手のみなさんが世界に照準に合わせて日々研鑽されています。それらの全てを遂行する早川先生はじめスタッフの方々の強い熱意を感じます。
そういった想いもあり早川先生に相談したところ、真摯に考えて頂き、トライフォースの仲間に加えて頂くことが出来ました。本当に感謝しています。
柔術の素晴らしいところは、職業、年齢に関係なく、アカデミーの仲間たちと喜怒哀楽を共にできることです。
間口の広さも魅力の一つです。競技として、趣味として、個々の環境に合わせて練習に取り組むことが出来ます。肉体的な才能に頼らずに、努力で色々な部分を克服することが出来ます。
早川先生の衰えることのない柔術への探究心は驚くべきものでした。同世代でこれほどまでにそのモチベーションを維持されている柔術家を私は知りません。早川先生は日本でも数少ない、黒帯を教える黒帯であると思います。
私もそこを目指して頑張っていきます。
2016年7月15日