澤田伸大が12月12~14日にアメリカ・ラスベガスにて開催される2024 World IBJJF Jiu-Jitsu No-Gi Championship に参戦します!
カテゴリーはアダルト黒帯ルースター級です。試合を控える澤田伸大にインタビューを行いました。
・2022年以来、2年ぶりのワールドノーギ出場となります。率直に今の気持ちをお聞かせ下さい。
2022年のワールドノーギで、前十字靭帯断裂の怪我をしてしまいました。2023年の頭に手術をして、そこから1年リハビリをしていたため、2023年はスキップしました。リハビリをしている間も、このワールドノーギへ再び出場することをイメージしていました。
今では怪我の影響も感じることなく練習することができています。2年間のリハビリとトレーニングの日々の集大成をぶつけたいと思っています。
・澤田選手は2018年に黒帯ルースター級で優勝し、一度世界王者に輝いています。今回出場を決意した動機としては、どのようなものがあったのでしょうか。
2018年に獲った世界タイトルはあくまで2018年のものです。2019年にも連覇を目指して挑戦しましたが獲得はできなかったです。
タイトル以上に、自分は「世界の強豪と試合したい」というモチベーションで試合に出ています。ベストコンディションで自分の技術・フィジカルを強豪にぶつけたらどこまで通用するのか、そこが楽しみです。自分の適正体重でノーギの強豪が一番集まるのがこのワールドノーギ、ここに出場しない理由はありません。
・この6年間で、ヒールフックの解禁やプロイベントの隆盛等、ノーギ・グラップリングシーンには大きな変化があったように思いますが、澤田選手はそれをどのように捉えていますか。また、再び世界王者を狙うにあたり、どのような点を意識していますか。
まずコロナ禍の最中にIBJJFのアダルト茶黒でヒールフックが解禁され、トライフォースのノーギクラスでもヒールフックありで練習することがかなり一般的になりました。プロイベントでは、ADCCがここ数年で盛り上がりを見せ、今年はCJIという新たな舞台も現れました。柔術家がIBJJFの競技だけではなくノーギをメインとして様々なプロシーンで活躍できるようになっているのはとても良いことだと思いますね。
ヒールフックの解禁とプロイベントの盛り上がりで、とくにコロナ禍以降に柔術を始めた方は当たり前のようにギとノーギを並行して練習にする方が多いように感じます。自分がノーギクラスの指導をやり始めたときはノーギクラスの参加人数は本当に少なかったですからね(笑)
もう一度世界タイトルを狙うにあたり、今自分が持っている技術を改めて見直し、穴を補完するようなポジショニングシステムを考え直しました。そのシステムを機能させるのが楽しみです。また、今回は一緒に出場できないのですが後輩の吉永はヒールフックの名手なので、吉永との練習ではとくにヒールフックの攻防を意識しています。
・出場にあたってトライフォースやスポンサーからのサポートはありますか。また、意気込みを教えてください!
出場にあたってトライフォースからは遠征費の補助をしていただいています。スポンサーのスクランブルさま・柔術狂人さまからは日々の試合出場費や練習用具のサポートをしていただいています。サポートのおかげで日々の練習に集中できています!
・最後にトライフォースの皆さんへのメッセージをお願いします!
2年ぶりのワールドノーギ挑戦、「トライフォースはノーギも強い」を世界に証明してきます!応援よろしくお願いします!